この度、弊社㈱デザイン工房とさくらヘルスケア仙台㈱さんとで
ベトナム・ハノイへ研修旅行に行ってまいりました。
2025年に38万人の介護士が不足すると言われており、特に仙台市に於いては
この比率が全国で突出して不足になると言われています。
こういったなか、将来外国人介護士の雇用を受け入れをせざるを得ない状況が確実なことから、
今から人材確保のパイプと日本に来る外国人研修生がどのような教育を現地で受けているのかを
知ることが目的に行ってまいりました。
まず初日の午前中は、「ベトナムJHLグループ」さんにお邪魔しました。
こちらは日本語と介護の勉強を8か月間集中して訓練を受ける施設です。
全寮制で朝から晩まで日本語と介護の勉強に集中します。
日本語の授業もお邪魔をしたら、急遽私たちに対して質問コーナーの時間に。
「介護で一番大切なものは何か」など積極的な質問が生徒さんからいくつもあがりました。
そして私たちが驚いたのは、突然の訪問にも関わらず、皆さん上手な日本語での質問でした。
しかも日本語を勉強してまだ3カ月とのこと。
日本語を勉強してまだ数カ月でこのレベルの高い日本語!
そして午後からは、将来日本で製造業、水産加工業、建設業で従事したいという
学生さんが通う「IPM日本語・訓練センター」さんにお邪魔しました。
授業風景も見せていただきましたが皆さん、日本で働くことを夢見て目がキラキラしていました。
しかし寮の部屋は日本では少し考えられない部屋でした。
狭い部屋に12人。。。実家はもっと狭く不衛生という生徒が多く
屋根がなかったり泥の壁でできている家に住んでいる生徒も多いとのことでした。
生徒さん全員が日本にきて親を楽にさせるという気持ちで目が輝いていました。
見学をして何より驚いたのは、生徒の皆さんが礼儀正しく、勤勉で努力家だったこと。
食堂や寮の部屋内もきちんと整理整頓してあった事。
それには理由があり、日本人は整理整頓で綺麗好きということで、ここでは靴や日用品が
いつもきれいにしてあるそうです。
初日の研修を経て感じたことは、
「日本は礼儀と規律(ルール)に厳格でこのことから経済大国に発展した」という教えが強く、
どちらの学校も軍隊さながらの礼儀と規律が守られているイメージでした。
日本でも最近ではここまで礼儀正しく勉強熱心な学生は少なくなってきている気がします。
我々も彼らが来日した時に、これを裏切ってはいけないという身の引き締まる気持ちでした。
※ベトナムはまだベトナム戦争終戦から40年。
この建物も、もともと軍隊の宿舎あったものを転用しているとのこと。
そして、社会主義であることから街中には軍服を着た公務員も目立ちました。